国家公務員共済組合連合会 名城病院

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放射線部

Q&A
Q

医療で用いられている放射線で患者に影響や障害が現れるのですか?

A

放射線被曝というと、白血病をはじめとしたガンを連想し、心配する人が多いのでは?放射線の影響は、放射線の量と放射線被曝した場所が大きく関係します。
一般に、診断目的の医療で利用される少ない放射線被曝では影響を心配する必要はありません。
様々な通常のX線検査を短期間に繰り返し受けた方も心配する必要はありません。
放射線被曝の影響を心配するよりも、放射線診断により疾病の状況を検査し、症状にあった治療を受ける方がずっと大切だと考えます。

Q

妊娠に気づかずX線検査を受けてしまったのですが。
奇形児などが心配されるのですがどうしたらよいのでしょうか?

A

妊娠を継続してもかまいません。
一般に胎児には、放射線被曝に対して時期特異性があり、すなわち放射線の影響に対して感受性が高い時期があります。
しかし胎児が影響を受けるだけの放射線の量を(特殊な場合を除いて―IVR、放射線治療ETC)通常のX線検査では被曝することはありません。
例を上げると、流産、奇形、発育遅延などの胎児の影響は0.1GYと言う、放射線の量を上回って被曝したときに起こる可能性があります。
X線検査で例を上げると、胸部単純写真=0.01mGY以下、腹部単純写真=2.6mGY、上部消化管検査=2.8mGY、下部消化管検査=16mGY、胎児の被曝線量は心配する必要はありません。
また、妊娠に気づかない時期の胎児の被曝を防ぐ為に‘10日規則‘と言うのがあります。通常、次回、予定月経14日前に排卵がおこり妊娠する可能性が高いのですが、その前10日間は妊娠の可能性がほとんどありません。
よって、胎児が被曝することもありません。

撮影室紹介
一般撮影

X 線写真とは、 X 線を人体に照射し、各臓器や骨などの透過力の違いを利用して、その差を白黒の濃淡で画像化した写真のことを言います。

当院では、 CR 装置( Computed Radiography )を使用し、撮影します。 CR 装置では、 IP ( Imaging Plate )という X 線の強弱を記録できるプレートを利用し、そこからデータをデジタル化して読取り、 X 線フィルムに印刷します。
最新の CR 装置(写真・上、中)を使用することで、従来の X 線写真の画質を保持したまま、撮影線量を約30%低減することが可能となりました。

当院では、撮影技術に加えてこの CR 装置によるコンピュータ処理を最大限活用することで、良い画像を低線量で撮影できるよう努めています。
例えば、比較的若い患者さんが多い側弯症を対象とした全脊椎撮影では、最大で約70%もの撮影線量を下げることが可能になりました。

写真・下は、歯科用撮影装置です。
歯・顎関節などを撮影します。

撮影時間に関して、数分で終了するものが大半ですが、撮影内容・撮影枚数などにより多少異なります。
スタッフ一同、待ち時間は極力短くなるように努めています。

一般撮影

一般撮影

乳腺撮影用装置です。

乳房を圧迫板で圧迫しながら撮影します。
多少痛みを伴いますが、圧迫することにより、乳腺腫瘍や石灰化などの病変を描出しやすくします。乳がん検診には欠かせない撮影装置です。
検査時間は20分位です。

一般撮影

骨塩定量測定装置です。
わかりやすく言えば、骨のもろさを判別する装置です。
当院では、座った状態で前腕部橈骨の骨塩量を測定します。
検査時間は1分程で終わる簡単な検査です。

一般撮影
X線TV

X線TVとは、X線を使い人体の中を透視しながら検査、撮影を行います。代表的な検査ではバリウムを飲む胃透視の検査があります。
その他にも注腸検査(大腸)、造影剤を用いたミエログラフィー(脊髄腔造影)、子宮卵管造影、PTCD(経皮経肝胆道ドレナージ)管を介し胆汁を外へ出す検査などにも使用されます。
検査内容により時間は様々で、例を上げると胃透視約15分、注腸検査約25分などです。

X線TV

当院には2台のX線TV装置があります。右の写真が最新のDR(digital radiography)装置で、画像信号をデジタル化して画像を作成します。

 X線TV

X線TV
CT
CT   CT

CTとは、Computed Tomographyの略でコンピュータ断層画像を意味します。X線を人体に照射し、得られたデータによりさまざまな画像を作成します。
当院においては、最新鋭の64列MSCT装置に加え16列MSCT(東芝社製)を導入し、二台のCT装置で検査に対応しています。

マルチスライスCTと呼ばれ、たくさんのX線検出器(透過X線を測定するもの)を用いて一回のX線照射で大量のデータを収集します。以前では1列の検出器でデータを収集するCT装置であったものから、64列の検出器でデータを収集するCT装置が導入されました。
その最新鋭マルチスライスCTにより、超高速・高画質な検査技術を提供できるようになり、以前では不可能であった心臓の検査(2mmの血管もきれいに描出)、また脳のPerfusion(機能評価)検査も可能となり、心筋梗塞や脳梗塞など緊急を要する患者さんに迅速に対応でき、診断できるCT検査が可能となりました。

さらに、最新鋭マルチスライスCTには、画質(求められる画像)に必要最小限のX線量で撮影できる機能を有しており、余分な被爆が減少し、安全な検査が受けられるようになりました。

最新鋭マルチスライスCTに関しては、詳細案内よりご覧になれます。

 CTマルチスライス

DSA

DSAとは、Digital Subtraction Angiographyの略で、造影剤注入前と後のデジタル画像をコンピュータ処理して画像を作成します。

検査は、カテーテルと言う細長い管を目的の血管に置き、造影剤を注入しながら撮影を行います。また、撮影だけではなくTAE (経カテーテル動脈塞栓術、カテーテルを介し目的血管に直接薬を注入する)と言う治療も行われています。

検査時間は1時間位のものが多く、治療や特殊な検査になると2時間以上になることもあります。

DSA
MRI

MRI とは、 Magnetic Resonance Imaging の略で核磁気共鳴画像と言います。
当院では 1.5T (テスラ)の超伝導 MRI が使用されています。検査室へは金属類は持ち込めず、密閉された筒状の中で動かないでじっとする必要があります。また、検査中は磁石により音が鳴ります。(気になる方は耳栓をして検査も可能です。)

検査時間は撮影部位により異なり 15 〜 60 分位です。 MRI は CT と比べてみると、どんな方向の断面でも撮影可能、組織のコントラストが極めて高い、放射線を使用していない、などの特徴があります。

当院では、 2007 年度、 2008 年度に新型の MRI 装置を導入し、 2 台の MRI 装置で検査に対応しています。最新の技術によって、より広範囲の撮影、様々な部位の非造影の MRA など、さらに検査のバリエーションが広がりました。又、さらなる高速撮影の実現により、冠動脈 MRA などの心臓 MRI 検査がより正確にできるようになりました。

最新 2 台の 1.5 テスラの導入により、検査効率も飛躍的に向上し、予約待ちも解消した為、ストレスなく検査を予約していただけます。

新型のMRIに関しては、詳細案内よりご覧になれます。

 MRI

MRI

MRI
RI (ラジオアイソトープ)

RIとは、Radio isotopeの略で、極微量の放射性同位元素を用いて検査を行います。
体の中の病巣や、臓器の機能などを調べることが出来ます。

体の中に入った放射性同位元素の薬は速やかに体の外に排泄されます。
放射能の量も非常に少ないので人体にはほとんど影響ありません。検査は、体内にRIを投与し(静脈注射又は経口投与カプセル)ベッドに寝ているだけで可能であり、γカメラと呼ばれる検出器を体に密着させ、極微量の放射能を測定して画像を作成します。

ラジオアイソトープ
心臓血管撮影

心臓血管撮影装置は、主に冠動脈(心臓に酸素を供給する血管)を撮影する装置です。
カテーテルという細長い管を冠動脈に挿入し、造影剤を注入しながら撮影します。この時、心臓の動きによるボケをなくす為に 1 秒間に 15 回も撮影し、狭くなっている所がないかを正確に診断します。そうして、胸痛(狭心症)の原因となる血管が見つかった場合、バルーンやステントという器具を用いて押し広げる治療を行います。

検査時間は、診断カテーテル検査(撮影のみ)で 30 分位、治療になると 1 〜 2 時間位(場合によってはそれ以上)となります。

また、 2008 年 7 月に心臓カテーテル検査室を一新しました。無機質で冷たい感じになりがちな部屋の雰囲気が、木目をふんだんに取り入れたことで、暖かく落ち着きのある空間に生まれ変わりました。また、装置に関しても、フラットパネルディテクター( FPD )を搭載した、ドイツ(シーメンス社)製の最新機種を導入しました。

装置の更新により、3割以上のX線被曝を削減しつつも、歪みのない鮮明な画像が得られるようになしました。これにより、精度の高い検査・治療を更に安全に行なえます。

心臓血管撮影装置

ポータブル撮影

移動式の撮影用装置です。
病棟のベッドから動けない状態の患者さんに対してや、手術室などで多く使われます。

当院では、右のポータブル以外に4台にポータブル撮影用装置を使用しています。
主に、胸部や腹部の撮影をベッド上で行い、5分くらいで終了します。

ポータブル撮影
ネットワーク模式図

院内のコンピュータと放射線部の機械を繋ぐネットワークの模式図です。
このようにして情報を迅速に配信しております。

ネットワーク模式図
ネットワーク模式図
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